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起業レポート - 高橋 恵美 親子のふれあいサロン ははこぐさ

高橋 恵美

正式名称
親子のふれあいサロン ははこぐさ
企業形態
個人事業主

起業の動機

半年ほど前から、産婦人科や行政の子育て講座でベビーマッサージを教えています。親が裸の赤ちゃんに素手で行うマッサージのことで、子どもの心身の発達を促したり、お母さんのホルモンを安定させたりする効果があります。私は発達障がいのある娘が生後3ヵ月の頃に体験したところ、全然笑わなかった子か笑うようになったという効果があったので、自分でも認定資格を取りました。これまでは障がいの有無に関わらずにやっていましたが、ベビーマッサージ講座を、発達が心配な子を持つ親御さん同士が触れ合い、繋がりを持つ機会にできればと思っています。

解決すべき地域の課題

子育てサロンは行政でもありますが、障がいのある子の親はなかなか足を運べないでいます。行っても話が合わなかったり、障がいについてすごく聞かれたり、逆に全然聞いてもらえなかったりして、どうしても微妙な空気になりやすいのです。親の方が克服できればいいのですが、なかなか難しかったりもするので、そうした親が集まる場所があればいいなと。ベビーマッサージやベビーヨガだけでなく、不安のあるお母さんからの相談も受けていきたいと考えています。

ビジョン

障がいのある子の一番心配な時期が乳児期。その後、幼稚園に入るとある程度の支援があるのですが、小学校の放課後のフォローがポッカリ開いてしまいます。親が働いていても、障がいのある子は学童保育を利用できないことも多いんです。そのため、次の事業として放課後デイサービス事業を考えています。

またそこで、学校の授業についていけなくても通える塾がなかなかないので、学習サポートを入れるということも、支援事業以外で考えています。将来的には、障がいのある方が働く場も作っていきたいです。

親御さんは子どもが大きくなっていく節目節目で、いろいろ悩むこともあると思います。そんな時に思い出してもらえるよう、ベビーマッサージを通して赤ちゃんの頃から、しっかり繋がりを作っていきたいです。