iSB 公共未来塾-復興支援型 - Institute of Social Business

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起業レポート - 高松 洋子 ハッピートラベル

高松 洋子

正式名称
ハッピートラベル
企業形態
個人事業主

起業の動機

大学進学のため盛岡を離れて、10年ほど東京で暮らしていました。それほど岩手に思い入れがあったほうではありませんが、震災があり、子どものころ遊んだ町の被災した姿をTVなどで見ていて、何かしたいと思いました。沿岸部の山田町から来た人と知り合い、ともかく行ってみようと、2012年4月に被災地に入りました。たくさん心は痛みましたが、地元の人とたくさん話をしながら、漁を手伝ったり、旨いものをたっぷり食べたり、優しさと創意工夫にあふれた人たちに出会って、心底いいところだと思いました。東京で被災地の話をする時、悲惨な状況はもちろん伝えますが、そんな楽しい面も伝えていました。そして興味をもってくれた人たちを現地で案内して、宿泊施設か少ないので知り合いになった方の家に泊めてもらいました。そこで地元の人にとって当たり前の食べ物が激賞されたり、当たり前の作業に感動してもらったり、それで地元の人が自信を回復するのを目撃し、自分のやっていることが復興には必要なことだと確信しました。

そんな旅を提案して、沿岸部復興の一端を担いたいと思い、今回起業を決意しました。

解決すべき地域の課題

ホームステイでにぎわいを取り戻す長期滞在型の三陸観光を見据えて

今、被災地を訪ねようとすると宿泊場所が一杯で、一般の人が訪ねにくくなっています。そこで、三陸沿岸でホームステイを引き受けてくださるご家庭と、三陸沿岸でガイドが上手な方をリストアップし、私だちか宿泊・ガイドをコーディネートする事業を始めます。 ぜひたくさんの方に三陸にお越しいただき、相互理解を深めていただけたらと思います。

ビジョン

このプランの目的は三陸をにぎやかにすることです。最初は、大きな収益を上げることは難しいですが、これをきっかけに三陸の人だちが自信を取り戻し、前向きになっていけることは、これまでやってきたなかで確信があります。少しずつ協力者の輪を広げていき、また三陸ファンを増やしていき、その積み重ねの先に、三陸復活へのひとつの流れを作りたいと思います。