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起業レポート - 八幡 美恵子 さわやかま~る

八幡 美恵子

正式名称
さわやかま~る
企業形態
個人事業主

起業の動機

私は大槌の花屋です。震災で店は流されました。震災の2週ぐらい後、私は瓦牒の山のなかを、亡くなった人や見つからない人を思い出しなから歩きました。亡くなった人のお家に行ったら、雪のなかにうすい紫ピンクのペチュニアの花が咲いていた。ペチュニアは夏の花なんです。それかまるで「ここにいるよ」と言っているように咲いていたんです。

たくさんの人が亡くなって、瓦礫に埋まった町役場に行くと、本当に悲惨な光景のなかで、1本のひまわりが咲いていた。3月にひまわりが「ここにいるよ」て。私は、大槌をお花でいっぱいにして、みんなに亡くなった人たちの想いを伝えたいと思いました。

4月の末からお花か手に入るようになって、仲間で役場の花壇のところの瓦礫をよけて、土を入れて、お花を植えました。きっとみんなここに手を合わせに来るから。小さな花とか、葉牡丹とかいろいろ。土がよくなくてあまりよく育たないんだけど、それからずっと、時々行って手入れをしています。それから仲間と、鎮魂の思いを込めて町の草刈りをしました。道路や河川敷を。草がボーボーでは亡くなった人が惨めな気かして。亡くなった人だちがこの川を流れて海にもいるんだな、残された私たちは、亡くなった人の分も生きなくちゃなんないな、と思いなから。

解決すべき地域の課題

でも仮設に入ったお年寄りは、どんどん歩けなくなってる。震災後、辛い避難所暮らしと、仮設でこもって座ってるから足腰か弱って、どこかか痛くなるんです。これじゃいけない。みんながもっと外に出て活動できて、助け合える会を作りたかったんです。

ビジョン

辛くても独リじやなければ、きっと元気になれる メンバーは今6人で、準備をしています。まずは4月から、独り暮らしの力向けに週に2目ほど、お弁当の配達を始めます。

また、お年寄りに向けた在宅のお手伝いサービスと、寄合所を作ってデイサービスの形で来てもらおうと思います。みんなで農園栽培もしたい。スタッフもお年寄りも、犬切な人を亡くした人も、助けあって元気になれる。そんな会を作っていきたいです。