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起業レポート - 遠藤 智子 風土天之庵

遠藤 智子

正式名称
風土天之庵
企業形態
個人事業主

起業の動機

昨年、生理痛があまりにも酷くなり、起き上がれなくなって病院に行ったら、子宮筋腫が見つかりました。手術を勧められましたが、お腹を開く手術なので嫌でした。そこでいくつも病院を探しまわって、幸いにも手術せず温存する考えのお医者さんに出会えました。

その先生は漢方にも理解があり、私は健康のためにできることは全部やろうと、漢方薬局に行きました。薬剤師さんは西洋のお薬と併用することを前提に、私の身体にあった煎じ薬を配合して処方し、さらに「医食同源」という言葉を教えてくれたんです。病気を治す薬と食べ物とは本来根源を同じくするものであり、良い食事こそが病気を予防する最善の薬である、という中国の考えです。私は食について勉強し、添加物の摂取を極力控え、栄養バランスのいい食事を摂るようになりました。そのうちに子宮筋腫は小さくなり、生理痛がかなり楽になったのです。

解決すべき地域の課題

この経験と医食同源の大切さを伝え、健康に良い食事を紹介して、同じ女性の悩みを抱えている方や、違う持病を持たれている方など、多くの方を少し楽にしてあげることかできたらと思い、この事業を始めます。

ビジョン

セミナーや食のイベントを通じ食と健康の大切さを伝えたい

いま私は仙台市の漢方薬局「運龍堂一の一角を借りて、野菜や食品の販売をしています。そこで宮城県で最初にシニア野菜ソムリエを取られた方など多くの繋がりができたので、その方たちを講師に招いて食と健康に関するセミナーを開催したり、また、自然食レストランとコラボして「一日レストラン」というイベントを月に1回程度、開催します。使う野菜は、微生物堆肥農法という独自の農法を実践する「きずなファームーの野菜。栄養豊富ですごく美味しい。ほうれん草は生で食べて美味しく、ふかしたかぼちゃが砂糖で煮たように甘いんです。この野菜にクコの実やナツメなどの生薬を使った料理を出す。安心安全、身体に良くてすごく美味しい料理を食べて、お酒を飲んで、楽しむイペントです。  さらに、規格外の野菜を使った加工品開発や、農業体験イベントなども考えています。