iSB 公共未来塾-復興支援型-は、被災地のNPOと協働し、地域の福祉・介護分野での社会的企業を担う人材を育成、支援します。
宮城にあるファッションの専門学校で、洋服のデザインと製作を勉強し、服飾の仕事に携わってきました。
私には障がいを持った娘が2人いて、彼女たちにはおしゃれを楽しんでほしいと思ってます。ですが実際には、ファッションを心から楽しめるほど、障がい者用の服は充実していません。
ファッション重視で、気軽に服を選べる一般の人と違い、障がい者にとって服選びは、すごく重要なことでもあります。
そもそも、服を脱ぎ着すること自体が大変で、身体に合わない服を着てしまうと、身体の負担にもなります。機能的な面だけでなく、一般に販売されている服を体に合わせると、格好悪くなったりもしてしまいます。
既成品の洋服で、十分なおしゃれが楽しめないのは、障がい者だけではありません。
加齢に伴うスタイル変化で、服が体に合わなくなり、困っている高齢者の方もたくさんいます。彼らが快適に過ごせ、ファッションも楽しめるような洋服を作りたいと思っていました。
障がい者や高齢者が出かけたくなる洋服を。
障がい者や高齢者のお客様から、実際にお話を聞いてから作る、提案型対面販売をします。お客様一人一人に合った服を作るには、要望を聞き、不安を解消していくことが大切です。動きやすく、色やデザインも重視した洋服を製作していきます。
気軽にオーダーメイドの服を買っていただく工夫として、リサイクル品をリフォームし、多くの方が購入しやすい価格設定を目指します。
普段着やお出かけ着の販売だけでなく、障がい者向けの冠婚葬祭用の洋服レンタル、ウェディングドレスの製作販売とレンタルもしていく予定です。
また、将来的には、障がい者を雇用し、手に職をつけてもらうことで、自立できるよう支援したいとも考えています。
障がい者や高齢者が、明るい気持ちで積極的に外に出かけたくなる、そんな服を作っていきたいと考えています。