iSB 公共未来塾-復興支援型-は、被災地のNPOと協働し、地域の福祉・介護分野での社会的企業を担う人材を育成、支援します。
お年寄りや病気の方、障がい者の方向けに、生活を肋けるサービスをしています。私はもと訪問介護ヘルパーなので、一般的な介護はもちろん、お庭の草をとったり、買い物やゴミ出しをしたり、病院に付き添ったり、何でも。見廻っている方か30人と、不定期の方が多数。得意なのはゴミ屋敷の掃除です。
新事業のCIセラピーとは、生活をお手伝いする方のなかには、脳梗塞で麻痺か残ってしまった人が多くいる。下半身麻痺、片半身が勤かない人、寝たきりとかいろいろ。孤独で、誰かに連れ出されなくては外にも出られない。脳梗塞の麻痺を回復させる方法はないとされていたので、希望もなかった。だけど、治療法があったのです。
メンバーに50代で脳梗塞で倒れた人がいます。寝たきりと言われた彼女が今、車で1時間の距離を自分で運転して来て、元気に仕事をしている。脳梗塞から5年後にCIセラピーを受け、驚異的に回復したというのです。
10日以上の集中訓練で脳に新しい回路が生まれる
アラバマ大学のエドワード・ターブ博士が初めて成功し、プログラムを確立して治療とセラピストの育成を行っています。日本ではまだまだ。当団体の女性は旦那さんがアラバマ大学につてがあり、心臓の悪い彼女のために日本にセラピストを呼んだのです。
その方法は、右半身が麻痺した人なら、左の腕を使えないように縛りつけて、麻痺した側だけで訓練します。それを最低10日以上、寝る時とお風呂以外は縛ったまま、泊まりこみで行うのです。すると脳が新しい回路を作って動けるようになっていくんです。
私はどうしてもCIセラピーがしたくて、適任の方をずっと探していました。10年探してやっとフィリピン人のリー・カストロさんに出会えた。英語も日本語もできる看護師さんで、快諾してくれた。これから彼女に約1ヵ月アラバマに留学して資格を取得してきてもらい、帰国後にCIセラピーをスタートさせます。すでに5人待っている人がいる。さらに彼女が先生となってセラピストを増やしていきたい。彼女は希望の光なのです。