iSB 公共未来塾-復興支援型 - Institute of Social Business

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起業レポート - 北村 孝之 ボランティアインフォ

北村 孝之

正式名称
ボランティアインフォ
企業形態
特定非営利活動法人(申請中)

起業の動機

私は震災後すぐ、「助けあいジャパン」という震災情報のポータルサイトの運営に参加し、11年4月中旬に仙台駅に「ボランティア情報ステーション」という案内所を作り担当しました。あてもなく体一つで仙台駅に降り立った人に、「どの団体がこんな内容で何人募集している」といった情報を案内したのです。  その後5月15日に私はボランティアインフォという団体をを作り、ボランティア情報マッチングサイトの運営を行っています。これまでに約200団体から寄せられた5000件以上の暮集を掲載しました。現在も1ヵ月に100件程度の情報が新規に登録されます。登録した情報はYahoo!ボランティアなどにも自動的に掲載されます。  泥出しや瓦礫撤去といった作業はだいぶ減りましたが、緊急支援から生活支援にシフトしていて、孤独や貧困や絶望から自殺や孤独死か起きないよう、仮設住宅を訪問して傾聴して回ったり、困りごとの手伝いや介護、心のケアなどの支援か必要とされています。正直、被災地ボランティアの熱はだいぶ冷めて、人が足りていないのか現状です。

解決すべき地域の課題

参加者が社会貢献を実感しリピーターになるように

新規事業は、募集者側にボランティアノウハウを提供する事業です。ボランティアに来てもらうための情報の出し方として、作業内容や目的意義はとても大切で、私たちはそこも手伝っています。ただそれ以上に大切なことは、参加者がどれだけ社会貢献を実感でき、満足して帰ってもらえるか。それには当日の現場のコーディネーションが大切です。そこがいい加減で、適当な扱いをされて帰ってもう二度と行きたくないとなったら、その団体だけでなく、被災地全体にとって、ボランティア全体にとってマイナスです。参加者がみな満足して帰り、団体のファンになり、リピーターになるように、2年近く数百団体の活動を見てきたわれわれが、現地のコーディネーションまで参加して、コンサルティングするものです。

ビジョン

さらに、活動資金が必要ならば支援したい企業や行政の助成制度を紹介するなど総合的に支援します。対象は日本全国に広げます。