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起業レポート - リリアン・キュミク リリアンベジタリアン

リリアン・キュミク

正式名称
リリアンベジタリアン
企業形態
株式会社

起業の動機

私はオーストラリア人で、ベジタリアンです。

24年前、仙台にやって来たのですが、困ったのは、母国ではベジタリアン向けの食品にはシールか貼られてひと目で分かるようになっているのに、日本にはそれがなかった。表示を見ても日本語が読めないと何が入っているのか分からない。外食も食材か書かれてないから怖くてできない。自然と美味しい野菜料理を追求するようになりました。そのうちに、ベジタリアンの方や、卵や乳製品アレルギーの子ども、文字の読めない外国人やお年寄りのために、安心して食べることのできる食品を商品化できたらと思ったのです。

解決すべき地域の課題

旬の野菜料理の美昧しさをもっと多くの人に知ってもらいたい

まずは誰もか安心して食べられる食材を使ったベジ料理教室を始めました。卵や乳製品も使っていないのでアレルギーを持っている子どもにも安心ですし、肉や魚が好きな人にも、健康のためにも美味しい野菜料理を知ってもらいたい。できるだけ近い産地のもので、句の野菜がいい。きのこや海藻はとてもいい旨味が出ますし。植物の食材だけでもとても美味しいソースが作れるんですね。

また、オリジナルの加工食品を作って販売していきます。第1弾として、「ベジジャム」と名付けた野菜のジャムを商品化していきます。50種類以上のラインナップを準備していて、なかにはワサビ海苔も。パンにつけて美味しいんです。私の商品にはオリジナルのベジシールを作って貼るつもりです。

ビジョン

余談ですか私は、「ハートミュージックスクール」という被災地の子どもたちのために楽器を教えるボランティアを手伝っています。私は楽器はひけませんが、ミュージシャンを手配したり、楽器を集めたりしているんです。

私もこの先には仮設住宅や、老人ホームなどの施設に行ってボランティアでベジ料理教室を開いて、こういう美味しい野菜料理もありますよって伝えていきたいですね。

そして、販売した「ベジジャム」の何%かと、料理教室の生徒の月謝の5%は、震災復興のために今後も寄付していくつもりです。