iSB 公共未来塾-復興支援型 - Institute of Social Business

iSB 公共未来塾-復興支援型-は、被災地のNPOと協働し、地域の福祉・介護分野での社会的企業を担う人材を育成、支援します。

フライヤーダウンロード

トップ > iSBレポート > 起業レポート - 笹尾 征志

起業レポート - 笹尾 征志 リアルジャパン

笹尾 征志

正式名称
リアルジャパン
企業形態
株式会社

起業の動機

仙台に22年在住の私は、この震災を受けて、被災地で苦労されている方のために起業したいとの思いが膨らみ、iSB公共未来塾のオリエンテーションに参加しました。そこで、第1回の公共未来塾で最優秀賞を獲得された九州の「鼓手専門店 黒兵衛」の執行泉社長のVTRを見て、すごく共感したんです。

社長の執行さんは発達障がいをお持ちの方で、13年前に黒兵衛を立ち上げて今に至るわけですが、従業員の半数以上が知的障がいや発達障がいを持たれてる方なんです。執行さんが仰るには、障がいは一つの「特性」なんだと。

例えば、餃子を皮に包む作業をただひたすらやり続けることはかなり忍耐がいりますが、そういう黙々と作業する能力は、そうした障がいのある方のほうか高いことか多いそうです。

解決すべき地域の課題

さらに共感したのは、障害者総合支援法などの助成金を一切申請せず、健常の人と同じ条件で障がい者の方を雇用されていること。 経営はもちろん楽ではないですか、助成金に頼らないことで従業員全員が高い意識で一丸となって頑張り、繁盛店を作っているのです。 実際、餃子はとても美味しい。鶏ガラスープを練りこんだ分厚い皮に、あんは鹿児島産黒豚100%。皮はトマトなど4種類あります。水餃子でも美味しいです。

その黒兵衛さんか今後、フランチャイズ展開をしたいというのか前回の公共未来塾の受賞内容。そこで私が東北で私にやらせてくださいと手を挙げたというわけです。

ビジョン

本店と同等以上の繁盛店を作り東北全域に展開したい

仙台は今、空き店舗でいい物件かなかなか見つからないのですが、なるべく早く見つけます。その前に私が九州の黒兵衛で修行をします。それと同時進行で「餃子専門店 黒兵衛 東北」というホームページを作ってネット販売と、イベントでの出張販売を行います。

従業員は1店舗2名以上障がい者を雇うことか執行さんとの約束で、今、複数の施設に声をかけているところです。まずは私を入れて3人でスタート。徐々に増やして本店の13人を超える人を雇いたい。仙台で成功して、さらには東北6県に展開したいです。