iSB 公共未来塾-復興支援型 - Institute of Social Business

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起業レポート - 原田 三枝 健幸美楽

原田 三枝

正式名称
健幸美楽
企業形態
特定非営利活動法人(申請中)

起業の動機

私はスポーツインストラクターを経て、仙台市と宮城県の外郭団体で15年間、健康運動指導士として、高齢者の寝たきり予防や、生活習慣病の予防など、運動によって人々の健康を維持する仕事に携わってきました。東日本大震災が起きた後は宮城復興支援センターをお手伝いして、避難所や仮設住宅にいる人たちに運動プログラムを行っていました。そこで深刻な運動不足の状況を知りました。

不活発性症候群、あるいは、ロコモシンドロームという言葉をご存知ですか。運動不足から筋肉が急速に衰えていき、生活が十分にできなくなることです。いま被災者の方たちにこのリスクか非常に高まっているのです。  仮設住宅は狭く、必然的に同じ場所で同じ姿勢でいることが多くなります。大きな家で家事をしながら漁業の手伝いをされていたような方が、狭い家にこもり仕事もなくなると、生活活動量か急激に減って筋肉が衰え、関節が固くなります。また、悲しみや失意で鬱になるとさらに運動量が減り、体力も気力も衰えて、自殺リスクも高まります。それか65歳未満の若い方でも起きつつあるのです。

解決すべき地域の課題

みなが寝たきりになることなく生涯、運動を楽しめるように  みんながピンピンコロリで亡くなるまで生涯、運動を楽しめる環境を作れたらいいなと思って仕事をしてきた私は、こうした状がとても悲しく、今の活動を継続して長く続けたいと思い、独立を決意し準備を始めました。

運動プログラムは強度の低いもので、自宅でも継続できる内容です。ストレッチで普段使わない関節の可動域を広げ、自分の体重を利用したトレーニングで関節を支える筋肉をつけてあげる。それだけで関節痛が緩和できたり、血液の循環がよくなって血圧を下げたり、むくみや冷えも解消されます。また私は今、足もみリフレクソロジーの資格を取得しようと勉強中で、セットで提供したいです。

ビジョン

まずは仮設住宅を3ヵ所、定期的継続的に訪問して活動します。ただこれは利益が得られませんので、自主事業として宮城県内で介護予防プログラムを展開して、企業や地域から受託して収入を得たいと考えています。