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起業レポート - 相澤 義和 ふくしま人材・企業リンゲージシステム

相澤 義和

正式名称
ふくしま人材・企業リンゲージシステム
企業形態
一般社団法人

起業の動機

F-HILSとは、福島県内の中小企業と学生を繋ぐマッチング事業です。いま福島ではこの苦境を乗り越えようと、多くの中小企業か将来の幹部となる新卒社員を採用したいと考えています。

一方で、福島大学などの学生に聞くと、福島の企業に就職して、福島を元気にしたいと話す学生も増えています。しかしいざ就職活動を始めたとき、福島の企業の情報があまりに少ない。これは福島の企業の数が少ないのではなく、企業が情報発信や採用活動ができていないからです。また、入った社員が定着せずに辞めてしまうという問題もあります。この2つの課題を克服する手伝いをし、福島の中小企業に若手人材を定着させます。

F-HILSは会員制ネットワークです。基本的な考え方は、1社ごとに活動をするのではなく、企業グループで採用活動をしていきます。現時点で小売業、製造業、食品加工、医療機器商社、公益財団法人など10法人が会員登録。3年目までに50社に増やします。

解決すべき地域の課題

学生と会社が出会える場を作り、相互理解を深めて距離を縮める! 

大学生に対しては1社1社の魅力をきちんと伝えつつ、企業と出会うマッチングの場を設けます。合同セミナーを行って経営者がプレゼンを行ったり、企業を見学する機会を作り、学生と企業の距離を縮めます。これは採用後のミスマッチの軽減にも繋かります。

採用後は、新人社員に対しF-HILS会員企業横断で集合研修を行います。中小企業の採用は1人か2人ですから、同期も近い先輩もいないで誰にも悩みを相談できず、突然辞めてしまう人も多いのです。その予防のために会社を超えた地域の同期を作る。そしてその地域同期が将来的に、業種を超えて新しい提携事業を作る可能性も期待できます。

ビジョン

私は今、福島大学の大学院生ですが、震災前は中小の金属加工会社の管理職でした。この震災で、福島の脆さ、目本の脆さを目の当たりにし、福島のためになることをしたいと大学院に入った。そこからの起業です。 福島県の経済を活性化させる一番の方法は、数ある中小企業が元気になること。そのためには、若い力を活かすことか必要です。