iSB 公共未来塾-復興支援型 - Institute of Social Business

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起業レポート - 近野 浩美 みんなのあそび塾 にょきにょき

近野 浩美

正式名称
みんなのあそび塾 にょきにょき
企業形態
特定非営利活動法人(申請中)

起業の動機

私は郡山市の非営利団体「あさかの子ども劇場」の運営に関わっていました。子ども劇場というのは全国にある組織で、演劇やコンサートなど舞台の鑑賞や、芋煮会やハロウィンなど季節ごとの行事を企画して行います。震災前には約100世帯が会員でしたが、60世帯ほどに減りました。郡山から避難して退会する方や、市内にいるけれどそれどころじゃないという不安感で退会する方、理由はさまざまです。郡山の放射線量の高さをどう考えるかは人それぞれだと思いますが、郡山に今いるのならば、今を少しでも楽しく大切にしてほしいと思う。県外に遊難して保養するのも大事だけど、私たちはもっと気軽に県内のできるだけ安全な場所で外遊びをさせたい。子どもたちが土地を愛しながら育ってくれるといいなと思うのです。

解決すべき地域の課題

放射線量の低い地域で、自然遊びをさせてあげたい

福島県内で似た活動をしている団体は他にもいくつもあるのですか、バラバラに活動しているので、今後は誘い合い、協力して楽しくやっていきたいですね。

今回のセミナーを一緒に受講した方で会津地方で受け入れをしてくれる方がいるので、子どもだちと年配の方が一緒に出かけて自然の中で遊ぶような会を主催したいです。今、子どもたちは自然遊びか普通にできなくなっているので、木の実を採るとか田んぼに入るとか、川遊び、草笛、そんなことを体験させてあげられたらと思う。先生となるのは地元の農家さんや川遊びの達人。NPOの立ち上げは7月くらいになると思いますが、田植えに合わせて春くらいから外遊びのプログラムを始めたいと思います。その他の地域とも連携したいですね。

ビジョン

震災後、誰もが見えないストレスをいっぱい抱えていると思う。私たちは専門家ではないので、できることには限りがあるけれど、年齢関係なく3世代の人が集まるカフェを作ることで、人との繋がりで解放されたり、喜びを感じて心の助けになったりしたらいいなと思います。