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起業レポート - 彩 亮 For All Children Team

彩 亮

正式名称
For All Children Team
企業形態
一般社団法人

起業の動機

私は大学で建築デザインを学んでいました。卒業する頃、知り合いから不登校の子の勉強を見てくれないかと頼まれたんですね。その子の面倒を見ていくうちに、誰しもが必ず、内には素情らしいものを秘めていると切に思うようになりました。その後、2000年に不登校の子から障がいを待った子、待っていない子もみんなか一緒に学べるフリースクールを立ち上げました。そこで私は勉強を教え、子どもたちのカウンセリングもしていました。中には、学校で辛い思いをしている子もいる。その子たちのために、民間の心理学研究所で認定カウンセラー資格も取りました。

それから年に数回は、山梨で田植えをする合宿もしました。陶芸や布を染めるワークショップも開催しましたね。いろんな子どもたちが一緒に体験をすることで、ゆっくりと変化しなから成長していくんです。関わる私たちも成長する。これは魅力ですね。活動を通して、週に3日でも学校に通えるようになった子もいます。成長支援ということでやっていましたか、いずれは就労支援もしたいという想いを持っていました。ギャラリーで働いていたこともあり、美術とカウンセリングを使ってサポートができると思ったんです。

解決すべき地域の課題

障がいの子どもたちに、将来芸術の仕事をする可能性を

障がいを持った児童を対象に、アート療育を行う通所施設を設立します。なぜアート療育かというと、物を作っていくプロセス自体にセラピーの効果があるんですね。これは震災で大変な思いをした子どもたちにも良い。現在陶芸を企画していますが、粘土を捏ねていると、言葉では表せない感情が、和らいでいくんです。この陶芸で、震災後になんとか無事でいることへの感謝と祈りを込めた作品を作り、販売することも考えています。障がいの子どもたちは独特の個性を持っています。それをアートを通してもっと発揮させたい。将来、彼らの生業にもできると考えています。

ビジョン

まずは出張型のワークショプやセミナーを開催して、アート、音楽療育への理解を広げる。彼らか芸術に関わっていくことで、新しい文化が生まれる可能性を信じています。