【オンライン開催】9月3日(日)社会を支えるソーシャルビジネスへの期待
ビジネスの手法で社会的課題を解決しよう!
ソーシャルビジネスとは、利益の追求だけではなく社会的な問題解決を目指す企業のことです。その領域は、国際協力や教育、環境や福祉など、多岐に渡ります。
最大の特徴は、寄付金などの外部資金に頼らず自社で事業収益を上げることで持続可能な社会課題の解決を目的としている点です。一般的な企業は利益を上げることを最優先としています。しかし、ソーシャルビジネスは利益だけではなくビジネスで社会課題を解決することの両立を目的としています。
現代においても、解決されていない社会問題はまだまだたくさんあります。しかもその内容は多様化・複雑化しているので、苦しみ、困っている人が大勢いるのです。だからこそ、問題を放置し続けることはできません。
日本を含めた各国の政府が、ソーシャルビジネスを支援する施策を立てていることからも、行政がソーシャルビジネスに期待していることが分かります。こうした行政のあと押しもある、今後ソーシャルビジネスへの期待について議論します。
※本セミナーは、東京都の「女性・若者・シニア創業サポート事業」の一環として開催されます。
※主催:公益社団法人日本サードセクター経営者協会
※協力:共立信用組合
※後援:株式会社日本政策金融公庫
2023年9月3日(日)13:00~16:00
オンライン
ソーシャルビジネス、コミュニティビジネス、社会的企業に興味のある方、
検討している事業体、個人
13:00~14:00
「インドの女性の自立のために仕事をつくる~単身インドへ」
廣中桃子氏 合同会社nimai-nitai 代表
14:00~14:30
「ソーシャルビジネスへの期待」
後房雄氏 公益社団法人日本サードセクター経営者協会代表理事
14:30~15:00
「ソーシャルビジネスの経営」
藤岡喜美子氏 公益社団法人日本サードセクター経営者協会執行理事
15:00~16:00
パネルディスカッション「ソーシャルビジネスの広がり」
廣中氏、後氏、藤岡氏
廣中桃子氏
合同会社nimai-nitai 代表
1984年生まれ。2007年在学中に、マザーテレサに興味を持ちインドを旅する。道中にブッダガヤを訪ね、以来この村の人々との交流がはじまる。 2009年任意団体「nimai」として、村の女性たちに裁縫の指導をスタート。インド綿を手紡ぎ手織りした”カディ”を用いてハンカチやストールを制作し販売を開始。 2010年iSB公共未来塾1期生(公益社団法人日本サードセクター経営者協会実施)で、起業支援金を獲得し「合同会社nimai-nitai」として法人登記。 2015年 首都デリーおよびブッダガヤの2拠点で日本向けの衣料・雑貨を生産する体制を作る。 2020年インド法人設立。2022年カディの糸を紡ぎ就労の機会を作る「カディプロジェクト」開始予定。 外国人である自身が、この村で何ができるだろうかの意味を模索し続け、アパレルの衣料品・雑貨の製作のビジネスを通した関係を一つの柱としながら、金銭的な援助だけに頼らずインド現地で雇用の仕組みを構築したのが「カディプロジェクト」である。2023年7月に50名の就業が実現できる就業施設が完成する予定。
藤岡 喜美子氏
公益社団法人日本サードセクター経営者協会(JACEVO)執行理事
一般社団法人こども女性ネット東海執行理事
愛知県生まれ。東京海上火災保険(株)勤務、専業主婦になったあと、30代で史上最年少の婦人会長、福祉ボランティア団体を複数立ち上げ、その後地区推薦の町議会議員を1期務める。2005年より、市民フォーラム21・NPOセンター事務局長就任。全国発の民設民営NPOセンターとして、NPOの支援を積極的に行う。
2009年、公益社団法人日本サードセクター経営者協会設立中心メンバー。市民、行政、企業の3つのセクターに身をおいた経験から新しい社会システム構築に向けての政策提言や活動を行う。複数の自治体で政策アドバイザーを務める。約1,000件の起業支援実績があり、女性や社会性重視の組織の起業支援・経営支援を行い、多くの女性起業家が活躍している。内閣府新しい公共の推進会議委員、中小企業庁NPO等新たな担い手に関する研究会委員、経済産業省ひとづくりの切磋琢磨による地域創生実行会議委員、地域を支えるサービス事業主体のあり方に関する研究会委員、厚生労働科学研究(成育疾患克服等次世代育成基盤研究事業)「病児・病後児保育の実態把握と質向上に関する研究」研究委員等政府委員歴任。東京都女性・若者・シニア創業サポート事業アドバイザー、東京都認定インキュベーション施設インキュベーションマネージャー
著書「ここがコミュニティ」市民フォーラム21・NPOセンター2007年「サードセクター組織のためのビジネスモデルワークブック」JACEVO2011年。早わかり子ども子育て支援新制度(ぎょうせい)、「稼ぐNPO~利益をあげて社会的使命へ突き進む~」2016年株式会社カナリアコミュニケーションズ。
後 房雄氏
公益社団法人日本サードセクター経営者協会代表理事
愛知大学地域政策学部教授、名古屋大学名誉教授
1954年生まれ。専門は、政治学、行政学、NPO 論。福祉国家と非営利 セクター、自治体改革論などが研究テーマ。愛知県東海市において、市民参画、行政経営ができる総合計画作成支援を行い、その後、複数の自治体で政策アドバイザーを務める。 『グラムシと現代日本政治「受動的革命」論の思想圈 』 (世界書院、1990年) 『政権交代のある民主主義小沢一 郎とイタリア共産党』 (窓社、1994 年) 『「オリーブの木」政権戦略イタリア中道左派連合から 日本政治へのメ ッセージ』 (大村書店、1997 年) 『NPOは公共サービスを担えるか 次の 10 年への課題と戦略 』 (法律 文化社、 2009 年) 『政権交代への軌跡 小選挙区制型民主主義と政党戦略 』 (花伝社、 2009 年) 『 稼ぐ NPO』(カナリアコミュニケーションズ、2016年) 『 地方自治における政治の復権 』 (北大路書房、 2022年)
下記チケットを申し込むよりお申込みください。
公益社団法人 日本サードセクター経営者協会
住所:〒143-0016 大田区大森北2-3-15
TEL:03-3768-6000(午前 10 時~午後 5 時) FAX:03-6410-8550
E-Mail:support●jacevo.jp
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