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休眠預金活用事業「多角的福祉事業創出応援セミナー」

    

 このたび、公益社団法人日本サードセクター経営者協会(JACEVO) は、 一般財団法人日本民間公益活動連携機構(JANPIA) が実施する休眠預金活用法に基づく2022年度資金配分団体 (通常枠) に採択されました。介護保険制度 ・ 障害者総合支援法 ・ 子ども子育て支援法等に基づくバウチャー制度や各種事業委託、 指定管理者制度等を活用し、制度内サービスと制度外のサービスを組み合わせ相乗効果にて利用者目線のサービス提供を可能とし、さらに持続的に提供するためのビジネスモデル構築を目指す6つの実行団体の支援を始めました。この団体の皆様と共に研修と意見交換を行います。また、ソーシャルインパクト評価における事前評価の課題と必要性、手法についても説明します。 皆様の活動のお役にたてるように研修においては、オンラインにて公開とさせていただきます。

詳細はこちらをご覧ください。

是非お気軽にご参加ください。

    

     

多角的福祉サービス事業体の創出の必要性と持続可能な収益構造

 

福祉分野では、 介護保険制度、 障害者総合支援法、 子ども子育て支援制度における保育サービス等にて公的資金が提供され、 サービス供給は、 ほとんどが民間事業体で担う仕組み ( バウチャー制度、 各種事業委託、 指定管理者制度 ) が主流となってきています。 制度内サービスへの参入規制の緩和と対等な競争により、 サードセクター がその良さを発揮し、公共サービスの担い手となることが期待されます。
 しかし、 民間事業体のほとんどは縦割りの分野に活動を狭めたり、 公的資金が提供されるサービス ( 制度内サービス ) だけを供給する傾向が強く、利用者の多様なニーズに十分対応し得ていないのが現状であり課題です。ところが、 有料でも必要な介護サービスの提供を受けることができなかった時代に、 地域たすけあいのサービスの提供を始めたサードセクター組織のリーダーがいます。 その先駆者のノウハウや知恵を活かし、 高齢者福祉分野に限らず、 介護保険制度や障害者総合支援法、 子ども子育て支援法に基づくバウチャー制度や各種事業委託、 指定管理者制度を活用しつつ自主事業をも持続的に提供することを可能とする、多角的福祉サービス事業体の創出の必要性と持続可能な収益構造について学びます。

          

日程

2023年7月26日(水)12:30~14:30

会場

オンライン

カリキュラム

12:30~13:30「日本における行政と NPO との協働と多角的福祉サービスの必要性」  

13:30~14:30 「制度内サービスと制度外サービスを提供し、どのように相乗効果を生み出すか」

講師

後房雄氏

公益社団法人日本サードセクター経営者協会代表理事
愛知大学地域政策学部教授、 名古屋大学名誉教授
公共政策学会本会長

専門は、政治学、行政学、NPO 論。福祉国家と非営利セクター、自治体改革論などが研究テーマ。愛知県東海市において、市民参画、行政経営ができる総合計画作成支援を行い、その後、複数の自治体で政策アドバイザーを務める。

丸山 冬芽氏

NPO 法人福祉サポートセンター さわやか愛知 副理事長
さわやかタウン施設長 養成 共 育部 管理者

NPO法人福祉サポートセンターさわやか愛知は、 有償ボランティアを中心に、ケアプラン、デイサービス、ヘルパーステーション等を運営し 「 自主・自立・自発 」 の理念から活動を始めた市民団体です。 今年で29 年目を迎えます。 行政と民間のグレーゾーンを埋める活動を積極的に続けています 。
「養成共育部」は 介護職員初任者研修 を始めとする、様々な福祉・介護の講座運営を行 ない 、 ヘルパー 2 級 、介護職員初任者研修 の修了生だけでも 7500 人を超えます 。 また、病院、事業所、行政、民間会社などから、接遇、介護予防、 地域支援 、 コミュニケーション など 、 幅広い内容の出張講座の委託を受けています 。
その中でも、丸山は様々な講演・講座 の 企画 を 運営し、 高校の 保育 ・ 福祉コースで 講師を務める傍ら、一人のヘルパーとして在宅介護の支援を行 な っています 。
新しい形の 福祉 施設 「 さわやか タウン 」の運営を 20 14 年よ り開始し、<あらゆる人が集える街>を目指して地域活動を行なってい ます 。 異人種・異職種・異世代・異文化コミュニケーションについて日々格闘中。

    

     

ソーシャルインパクト評価について考える~まずは、事前評価~

単線型ロジックモデルシート(LM)からツリー型ロジックモデルシート(TLM) へ
今、社会的インパクト評価のツールとしてロジックモデル(LM) が注目されています。ところがLM やLM の集合体は、ややもすると特定事業の正当化に陥りやすいことに注意すべきです。評価のための評価をしていくことで事業が正当化されNPO 等の良さが損なわれます。TLM は実現したいビジョンをまず設定し、それを基準にして事業の有効性を問い直すという性格をもっている点であり、評価のためのツールでなく、PDCA サイクルに紐づけることによりvision 達成のためのツールとなることが大きな違いです。TLM は当協会の代表理事後房雄が開発し、目標から演繹的にMECE * に分解しながら作成していくという独自の作成方法は後房雄と藤岡喜美子が「稼ぐNPO」にて、初めて紹介しています。そのLM の意義や意味を学びます。

日程

2023年7月27日(木)10:00~12:00

会場

オンライン

カリキュラム

10:00~ 11:00「休眠預金評価システムの現状と成果を生み出す評価制度へ」

 11:00~12:00「指標の設定と現状値の測定」

講師

後房雄氏

公益社団法人日本サードセクター経営者協会代表理事
愛知大学地域政策学部教授、 名古屋大学名誉教授
公共政策学会本会長

専門は、政治学、行政学、NPO 論。福祉国家と非営利セクター、自治体改革論などが研究テーマ。愛知県東海市において、市民参画、行政経営ができる総合計画作成支援を行い、その後、複数の自治体で政策アドバイザーを務める。

藤岡喜美子氏
公益社団法人日本サードセクター経営者協会 執行理事
一般社団法人こども女性ネット東海 執行理事

東京海上火災保険(株)勤務。町議会議員。2005 年より、市民フォーラム21 ・NPO センター事務局長に就任し、全国発の民設民営NPO センターとして、NPO の支援を積極的に行う。2009 年、公益社団法人日本サードセクター経営者協会設立中心メンバー。市民、行政、企業の3 つのセクターに身をおいた経験から新しい社会システム構築に向けての政策提言や活動を行う。複数の自治体で政
策アドバイザーを務め、総合計画作成支援、行政経営ができる行政評価制度導入支援とともに、ツリー型ロジックモデル作成支援、指標設定支援も行う。
約1,000 件の起業支援実績があり、女性や社会性重視の組織の起業支援・経営支援を行う。

申込

下記URLよりお申込みください。

https://forms.gle/fUCPxMJg5tLsHHKJ9

お問合せ

公益社団法人日本サードセクター経営者協会

kyumin1●jacevo.jp

●を@に変更してお送りください。

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